【夢の内容】
薄暗い森の中。夜。
ヒグマに追いかけられて、古い民家に逃げ込む。
台所にある冷蔵庫の中に入ってドアを閉めようとしたけれど、ドアが閉まらない。
ヒグマに両手の甲を引っかかれた、痛かった。
追いかけるときにヒグマは吠えた。
逃げるときに坂道を登った。
家の玄関のドアはなかった。
【夢のキーワードとメッセージ】
逃げる夢というのは、自分自身の真実を知ることから逃げることでもあります。
問題に正面から向き合い、自分の中の恐怖や不安がどこから来るのかその正体を見定めれば、恐ろしく見えたヒグマがあなたを優しく見守る愛らしいぬいぐるみだったことに氣がつくことでしょう。
夢は愛のメッセージです。
どんなに恐ろしい夢であっても、それは恐れに立ち向かう大切さを伝えているに過ぎません。
恐れに立ち向かうことで、自分自身をより深く理解し、内なる美しさと喜びを知ることができるでしょう。
これらを踏まえてこの夢からのメッセージを受け取るとこうなります。
『あなたの中で限りなく多くの可能性が成長していこうとしています。
その過程の中であなたは変化に戸惑い、物事を深く洞察することを避ける傾向にあるようです。
自分の中にある不安や恐れという感情の奥に、あなたにとって最も大切な問題が隠れています。
その問題に対峙することを恐れ、正面から取り組む心の準備ができていないようです。
あなたの人生にとって今必要な問題に取り組むことから目をそらしているために、感情のエネルギーが不安定になり自分自身も周囲の人も傷つけてしまうことがあるのではないですか?
自然の中であるがままに命を表現していた時期から、今は大きな成長の段階を迎えました。
それにもかかわらず、既に不要になってしまった古い自分自身の中に再び隠れようとしています。
自分らしく生きるということはどういうことなのか?という自分の中の真実を見つけるチャンスの扉を、あなたは自分の手で閉じようとしましたがそれは無理なことです。
なぜならば変化するために今ここにいるということを、あなた自身が知っているから・・・。
フィーリング(感じること・感情)を誤魔化して、自分を表現することも、他人からの愛を素直に受け取ることも拒んでしまっています。
そのために身体と心と感情のバランスを崩して、エネルギーが漏れてしまっています。
まず自分自身を許しましょう。そして周囲の人を許し、「傷つけられた」という思い込みを手放し忘れましょう。
不安や恐れを抱えながらも、あなたは正しい方法へ進んでいます。
多くの力があなたをサポートし、保護しています。目を開けて、愛の中にいる自分をよく見つめてみましょう。
そのことにより自分自身の中から導きの光が溢れ、今のあなたにとって必要な、適切な判断力を取り戻すことができるでしょう。
そしてあなたを助けてくれる周りの人からの愛に目を向けてください。
同時に、他人と自分とのほどよい距離を保ってください。
他人の問題を自分のことのように取り組んでエネルギーを浪費させるのはやめましょう。
私たちはみな過ちをおかしますが、そこから多くのことを学ぶことができます。
周囲の人をあなたが変えようとするのではなく、その人自身が問題を自分で取り組むことを信頼し愛を送ってください。
そして他人ではなく自分自身の問題に取り組む心の準備を整えましょう。
この問題に取り組み、乗り越えようとしている自分自身の強さを信頼し、愛してください。』