お馬鹿さんの才能

宇宙船地球号で世界を遊び尽くす愛ある皆様へ。

 

 

先日、私は人から「本当にあなたは馬鹿だよね」と言われました。

 

とても素敵な方から言われた言葉なので悪意あるものではないと思いつつも

 

「馬も鹿も人間じゃないし!せめてアホ呼ばわりが良かった~」

 

と答えたところ、こんな言葉が返ってきたんです。

 

「そうだよ。馬も鹿も人間じゃない。どちらも神のお使いだからね」

 

と。

 

 

 

そういえば神社には馬や鹿の像がよくありますよね。

 

絵馬ももともとは、神様へ想いを伝えるために馬を奉納していたものの名残だそう。

 

こういった動物を「神使(しんし)」と言うそうです。

 

神使としては他にも亀、ニワトリ、牛、猿、カラスなどなどいろいろあるのですが・・・

 

どれもみんな、今では人を罵る言葉で使われていませんか?

 

 

 

むかーし流行ったドラマで

 

「私はドジでのろまな亀です」

 

という有名なセリフがありましたが、そもそも亀は神様のお使いですし、おめでたい事の代名詞でもあります。

 

 

物忘れの激しい人のことを

 

「三歩歩けば忘れる鳥頭」

 

なんて言いますけれど、ここでいう鳥はニワトリのこと。

 

ニワトリは伊勢神宮のお使いですね。

 

太陽神であるアマテラスが岩戸に隠れたときに、コケコッコーと鳴いて夜明けを告げたのがニワトリ。

 

夜明けを告げるお役目なんて、素敵ですよね。

 

彼ら動物は素直です。そして正直です。

 

だからこそ神様と人間をつなぐお役目が果たせるのでしょう。

 

私たち人間のように過去や未来に意識をおいて、不安になったり怖がったりすることなく、今この瞬間を生きている。

 

 

私たちより動物が優れているというわけではなく、この世界でのそれぞれの役目が違うということだけれど

 

「馬鹿になる」というのは立派な才能なんじゃないかなと思います。

 

 

変人は「変わり続ける人」「変わることを恐れない人」

 

氣違いは「氣(エネルギー)が飛びぬけて違う人」

 

 

 

人と同じでもいい。

 

人と違っていてもいい。

 

たとえ、他の人がそんな意味で口にした言葉でなかったとしても

 

自分がどう受け取るかは、私が決めていいのですから。

 

 

そう思ったら、お馬鹿さんって言葉は素敵だなって思いませんか?

 

地球号の楽しみ方は人それぞれ。こんな遊び方もあるということで!