大河ドラマの舞台になっている引佐井伊谷の二宮神社です。
【ご祭神】
多道間守命(たじまもりのみこと:井伊郷を治めていた三宅氏の祖神)
宗良親王(むねながしんのう:醍醐天皇の皇子)
古くは三宅神社と称していたそうで、式内社(公式の記録に残る古いお社)になります。
三宅一族のお社だったところに、後の時代になって宗良親王をあわせてお祀りするようになり、二柱の神をお祀りすることになったために二宮と呼ばれるようになったそう。
境内の案内によると井桁に橘の紋で、井伊家の家紋と同じです。
奈良より荘司として着任したした三宅好用が井伊谷に居を構え、その子孫が井伊家初代当主の井伊共保(ともやす)という説もあるそうです。
このあたり諸説あるようですが、井伊家ゆかりの地であることは間違いありません。
宗良親王というのは鎌倉時代から南北朝の時代の方で、後醍醐天皇の皇子として誕生されました。
南朝方で活躍された方になります。
鳥居の横に岩が積み重なった磐座(じゃないのかな)があって、その上に天神社の祠があります。
もともとの祭祀対象は岩そのものだったのではないかと思います。
(静岡県浜松市北区引佐町井伊谷306)