森町にある天宮神社。
【ご祭神】
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
※この3神を合わせて宗像三女神(むなかたさんにょしん)と呼びます。海の神・航海の神
Wikipediaからの引用になりますが
誓約(うけい)では、天照大神が素戔嗚尊の十握劒(とつかのつるぎ)を貰い受け、打ち折って三つに分断し、天眞名井(あめのまなゐ)の水で濯ぎ噛みに噛んで吹き出した、とある。その息の霧から生まれた神が以下の宗像三女神である。
※誓約というのは、古代日本で行われた占いのようなものです。
ある事柄について(例えば「スサノオに邪心があるかどうか」)について、『そうならばこうなる、そうでないならば、こうなる』とあらかじめ宣言を行い、そのどちらが起こるかによって、吉凶、正邪、成否などを判断します。
神話では重要な事柄を判断するときにこれを行っています。
天宮神社は、 欽明(きんめい) 天皇(約1,500年前) の時、 九州 筑紫(つくし) 国の 宗像(むなたか) 神社の御祭神を 遷(うつ) し祭ったのが始まりとされているそうです。
天宮神社の例大祭は毎年4月第1土・日曜日に行われるそうですが、こんな逸話を見つけました。
清水次郎長の子分として知られる森の石松は、この神社の大祭で迷子になったのだそうです。
その時、森の五郎に拾われたと伝えられ、 神社門前の新屋旅館は石松の養家とされているとか。
ご神木として祭られている「ナギの木」は樹齢1,500年余。
この神社の創祀を記念して、筑紫の国本宮から苗木を持参して植えたものと伝えられているそうです。
県天然記念物に指定されています。
(周智郡森町天宮576)