月読宮

ご祭神は月読尊(つきよみのみこと)。

天照大御神の弟神で外宮別宮 月夜見宮のご祭神と同じです。

「月を読む」と記すとおり、月の満ち欠けを教え暦を司る神であることを意味します。

右から月読荒御魂宮②、月読宮①、伊佐奈岐宮③、伊佐奈弥宮④の四別宮が並んで鎮座し、①から④の順にお参りされるのが一般的だそうです。
(神宮公式サイトより)

 

【ご祭神】

○内宮別宮

月讀宮:月讀尊(つきよみのみこと)

月讀荒御魂宮:月讀尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)

伊佐奈岐宮:伊弉諾尊(いざなぎのみこと)

伊佐奈弥宮:伊弉冉尊(いざなみのみこと)

 

○葭原(あしはら)神社(内宮末社)

佐佐津比古命(ささつひこのみこと)

宇加乃御玉御祖命(うかのみたまのみおやのみこと)

伊加利比売命(いかりひめのみこと)

※葭原神社の祭神はいずれも田畑を守護する五穀の神とされる。

 

黄泉の国の神となったイザナミは、太陽神であるアマテラスの元ではイザナギといられないのです。

夜を司る月の神であるツキヨミの元だから、イザナギとイザナミはそばにいることができる。

実際には多賀神社はじめいろいろなところで、二神は一緒にお祀りされているのですけれど、初めてこの月読宮を参拝したときに何かが激しく琴線に触れて、私は泣いてしまいました。

 

私はイザナミがとても好きなんです。

イザナミと言えば黄泉の国の神。どちらかと言えばおどろおろどしいイメージを持たれている方も多いかと思います。

だからイザナミが好きだと聞いたら「え?」という方もいるかもしれませんが・・・

 

日本の神様に万能で完璧なる存在はいらっしゃらないんです。

だからこそ完璧なのではないかと私は思っています。

神話の何が正しくて何が間違いなのだということではなく、神々の世界に何を見て、何を感じていくかが大切なのではないかなと思うんですね。

 

(三重県伊勢市中村町742-1)