坐摩(いかすり)神社

大阪市の中心部船場にある坐摩神社(いかすりじんじゃ)は、摂津国一宮を称する。

神紋は「白鷺」

入口は大小3つの鳥居が横に組み合わさった珍しい「三ツ鳥居」。

 

【ご祭神】以下の5柱を総称して「坐摩神」と呼ぶ。

 

  • 生井神 (いくゐのかみ) - 井水の神(生命力のある井戸水の神)
  • 福井神 (さくゐのかみ) - 井水の神(幸福と繁栄の井戸水の神)
  • 綱長井神 (つながゐのかみ) - 井水の神(「釣瓶を吊す綱の長く」ともいわれ、深く清らかな井戸水の神)
  • 波比祇神 (はひきのかみ) - 竃神(屋敷神。庭の神)
  • 阿須波神 (はすはのかみ) - 竃神(足場・足下の神。足の神であり旅の神)

 

神功皇后が三韓征伐より帰還したとき、淀川河口の地に坐摩神を祀ったことが始まりだと言われており、今でも旧社地の坐摩神社行宮には「神功皇后の鎮座石」と言われる巨石が祀られているそうです。

 

神紋が白鷺なのも、神功皇后が坐摩の神の教えにより白鷺の多く集まる場所に坐摩神を奉遷なされたことに由来するとか。

 

坐摩大神(いかすりのおおかみ)は古語拾遺等によれば、神武天皇が即位されたときに御神勅により宮中に奉斎されたのが起源とされ、坐摩の語源は諸説ありますが、土地又は居住地を守り給う意味の居所知が転じた名称といわれています。


というのが公式サイトの説明ですが全くわかりません。もうちょっとなにかしっくりくる事がないかなぁと見ていたら、こちらの神社は毎年節分に鎮魂祭という特殊神事をされるそうです。

 

「儀式の中で鎮魂筥(ばこ)という木箱に水晶の玉を結び留め、振り動かす事によって、自らの魂をふるい起こして身体の中に静かに鎮めて安定せしめ、心の平安と心身の健康・寿命の長久を祈念いたします。」

前日に参拝した吉田神社も節分に大きなお祭りがあるようでした。


どちらも節分の鎮魂・・・氣になります!

 

境内社に、陶器神社・繊維神社 などがあります。

 

また初代桂文治が初めてこの神社で寄席を開いたとされていることから、上方落語寄席発祥の地と言われています。

 

2016年12月10日参拝

(大阪府大阪市中央区久太郎町四丁目渡辺3号)